おまけ。
そのおバカな提案を出したのは
言うまでもない
相葉ちゃんだった。
「ね!驚かせちゃおうよ!」
俺と潤くんがアパートに着くやいなや
相葉ちゃんがそう言ってはしゃいでいた。
「何するの?」
テーブルの上のポテチを一つ口にほお張って
潤くんがそう聞くと
相葉ちゃんはニヤっと不敵な笑みを浮かべて
「あの二人が帰って来た時、
俺らは寝たふりしとくの!
そんでこっちの部屋に入って来た時に、
このクラッカーで驚かせて改めておめでとうを言うんだよ!」
ほらね、あの人っぽいっしょ?
「でもさ、相葉ちゃん…」
不安そうに翔くんが言った言葉。
現実はやっぱり
相葉ちゃんより翔くんの方が上手だったのだ。
カンカンカン…。
階段を上がる音が聞こえてきた。
「来た来た!皆!寝て!」
相葉ちゃんの言う通り
それぞれクラッカーを手に忍ばせた俺たちは
こたつの中で目を閉じた。
結局やっちゃう俺らも…相葉ちゃんには甘いってことだな( ̄〜 ̄;)
ガチャ…
『あれ?皆・・・・・・・寝ちゃってるみたい。』
ちゃんの声が聞こえた。
薄目を開けて相葉ちゃんを見ると
楽しみ!っていうのがすぐに分かるくらい
顔がニヤけていた。
すると、大野くんがこっちの部屋に来る気配がしたので
直ぐさま目をつぶった。
『そうみたいだね…。』
ドアをしっかり閉めて
大野くんが戻ってった。
5分、10分、15分…。
中々来ない二人。
いくら待っても来ないので
俺が目を開けてメンバーを見ると
翔くんが"そら見ろ"という表情で顔を曇らせていた。
「ま…マジ?」
小声で俺が聞くと
翔くんは小さく頷いた。
雅紀「えっ!リーダー…今そうなの!?」
翔「バカ!言葉に出すなよ!」
なんてこった。
メンバーのそんな場面に出くわすなんて思いもしなかった。
しかもそのメンバーがウチのリーダーだよ!?
マジで気まずいよ!
「翔ちゃんどうしよう!
出てった方がいいかな!?」
相葉ちゃんが恐ろしいことをした後のような顔で
翔くんに助けを求めていた。
もちろん小声で。
「だから言ったじゃん!
今出てったらバレるだろ?
もう寝るしか無いよ。」
「そ…そうだね…。」
相葉ちゃんが少し気まずそうな顔をしながら
再び目をつぶった。
ふと俺が潤くんを見ると
既に寝息をたてて眠っていた。
さすが潤くん。
我が道をゆく。だな。
壁を挟んだ部屋だったのが
せめてもの救いだった。
それから俺たちは
何も考えないように
何事もないように一生懸命寝ることに集中した。
それでも面々眠ることが出来たかは
分からないけど…。(多分出来てない)
少なくとも俺はなんだか落ち着かなくて
中々寝付けなかった。
次の日、潤くん以外のメンバーは、目の下にクマを作って
大野くんの顔を直視出来ないまま
朝を迎えたのだった。
---------END-------------------------------------------
おまけまで読んで下さってありがとうございます。
正直、UPしようか迷ったのですが(笑)UPしちゃいました♪笑
大野くんは見てくれてないことは確実ですが、(見てたら困るから!)
お誕生日、おめでとうございますm(_ _)m
Web拍手かBBSにて感想お待ちしておりますo(^-^)o