肩揉みのコツは




力強くえぐって



最後に強く抱きしめるべし!




















*愛情マッサージ*























「痛いよ〜!!!!」









俺が部屋に帰るなり泣きじゃくる人は



一応俺の彼女。






よしよしと頭を撫でながら
泣いている訳を聞くところによると。







短大に通っている
普段全く勉強なんてしないくせに



今回のテストでもし赤を取ったらやばいとの事で


珍しく勉強を始めたらしい。









そしてその結果。












「肩痛いー!!!」






と泣きじゃくっているのだった。










「バカだねぇ〜」







「だって…勉強しなくちゃ…赤がぁ〜!!」




と言ってまた泣きだした。











全くなぁ…。










「はいはい分かったよ。

いま湿布貼ってやるから」





そう言いながら俺が薬箱を取ろうとすると




が俺の裾を引っ張って来た。











「潤…」







「ん?」









うわっ!






やめてその上目線!




可愛いから!











そしてはニコっと笑って









「肩もみして♪」





と言った。



















上目線で可愛くキメてるくせに





言ってる事おばあちゃんなんですけど。











「肩もみ!?ヤダよ。めんどいもん」







と言うと






「ひどいよ潤!

もう私…勉強できない!

潤は私が赤を取ってもいいんだ!

潤は・・・・赤側の人間なんだ…!」











「はあぁ!?」










なんかそれって…

俺が万年赤点人間みたいじゃん!













「分かったよ!やりゃいいんだろ?やりゃあ…」










「ホント!?ありがとう!」




俺は渋々肩もみの姿勢に入った。







やってやろうじゃん。




言っとくけど甘く見んなよ?



まごまごで鍛えられてる分


このお嬢に思い知らせてやる。










俺は力まかせにの肩を揉みほぐした。





ホント凝ってるわ。





「どうですか?おじょーさん」






「あっ!気持ち〜!」











言ってる事はやっぱりおばあちゃんだけど



少しだけ色っぽい声を出す



俺は少しだけムカついてみたりして。










「もうそろそろいいだろ?」






「ん?う〜ん…もうちょっとだけ」







まだ言いますか。








そして5分経過してきた頃







若干俺の手が震えはじめた。








こ…こいつ…










こうなったら後ろから襲ってやろうかな。










…もういいっしょ?」








「ん…?ん〜…」










??










…?」










俺は嫌な予感がして

をそのまま後ろから抱きしめて、顔を覗いた。










「ね…寝てるし…」









は器用にも

その態勢で眠り込んでいた。







俺はちょっと腹が立ったのと同時に

その寝顔があまりにも愛らしくなり








その眠りを壊さないよう

ゆっくりと


頬にキスをした。













「…ちょっと起きんの期待してたんだけど。」







そんな事を呟きながら


俺はを抱きかかえてベットに運んだ。






起きないように




そのかわいらしい寝顔を壊さないように





そっと運んだ。







ベットに入ると

はより深い眠りに入った。










「……テスト…頑張るぅ〜…」







が寝言で呟いた。






俺からはふと笑みが零れた。






「俺だって疲れて肩凝ってんのになぁ…。」









そんなくだらない愚痴をこぼしつつも


俺の心は

の寝顔に癒されていた。








「相当勉強がんばったんだな…」










その寝顔を見ながら、俺は思った。







俺を癒してくれるのが君であるように





君を癒す事が出来るのも俺でありたい。










だから今日はゆっくり眠って。








明日起きた時には





君の笑顔で癒してね。




そう思いながら





俺はもう一度の頬にキスをした。







「いい夢見ろよ。・・・・・・・・。」






















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中途半端な文ですみませんでしたm(__;;)m