今日は私の誕生日。
もちろん今日一日は
大好きな彼とラブラブな日を過ごしますよ?
多分。
バースデーパーチー
今日は私の誕生日なんです。
え?
しつこい?
しつこくもなりますよ。
いくら忙しいからって
メールも電話もよこさないんですよ!
さんちのくん!
て言うのも、
今ツアー中で忙しいから仕方がないのかな。
今頃、私じゃないたくさんの女の子に
笑顔で答えてるんだろうなぁ。
チケット取って行っちゃえば良かった。
あ、でも他の女の子見てるなんて見たくないかも
って私どこまで独占欲強いんだか…
てか私一人でブツブツと物事考え過ぎ?
(ネクラ化してる…。)
会えない日があっても
しょうがないじゃん。
それを覚悟で付き合ってるんだし。
ガマン、ガマン……。
って思ってても………泣けてくる。
会いたいよ……。
馬鹿だよ…私…。
♪―♪―♪
ん?電話…
?
……………!!
え!!!?
あ、今休憩中かな?…なるほど。
私は急いで、通話ボタンを押した。
「さん!?」
『プッ!何だよ?さんって』
は吹き出して笑っていた。
胸が、キュンとしてしまった。
じゃなくて!
「、今日なんの日か覚えてる?」
『え?何だっけ?』
「………怒」
『あ、分かった』
おっ!
『くんが初めてピーマンが食べれた日!』
は?
「はぁ!?本気で言ってんの?」
『うん。』
さんよ…
数分前のトキメキを返して下さい。
まぁでも、
ツアー中なのに電話してくれたってだけでも嬉しいよ。
は気付いてなくても
誕生日の日に声が聞けて幸せだよ。
「ねぇ…」
『ん?』
「・・・・ありがとう。」
『え?』
「気にしないで、言いたかっただけだから。」
コツ
コツ
コツ…
ん?……誰か外歩いてる。
がお祝いに来てくれたのかも…涙
『さん』
「ん?」
コツ。
あ、私の部屋の前で止まった。
ピンポ〜ン
「ゴメン、誰か来たみたい。」
『そっか。』
ピーンポーン
はいはい!今出ますよ〜!
ピンポンピンポーン
「はーい、今出ます!
ゴメンね!じゃあ仕事頑張ってね!」
と、私は電話を切りながらドアを開けた。
するとそこには
いま電話で話していた相手。
さんちのくんが立っていた。
「!?なんでここにいるの!?」
『さんさ、』
「はい!?」
『まだハッピーバースデーも言ってないのに「ありがとう」って何だよ?』
「はぁ??」
私の思考回路はめちゃめちゃで、
まさにパニックルーム状態?
(byゲームニッキ)
「てか、コンサートは?今日北海道って言ってなかったっけ?」
『んな事ダレか言ったっけ?』
「あんたが自信満々で言ってたんでしょうが!」
私は泣いてんだか怒ってんだか
分かんないようなボロボロの顔になっていた。
『お前泣きすぎ。』
「うるさいよぉ…。」
『まぁまぁ、俺が今からパーチーしてやるから元気だして下さいよ。』
「パーチーって…」
私が油断して笑ったのをいい事に
はつむじを押してきやがりました。
(もうヤケです。)
『とりあえず、入れて♪』
「…どうしよっかなぁ〜?」
『!!あなたいつの間にそんな子になったのさ!』
「今日から?」
何だこれ?
コントになっちゃったよ。
『はいはい分かった分かった。』
「わっ!ちょっと止めてよ!」
なんと今度は。
私をお姫様抱っこしてズカズカ部屋に入って来ました。
「不法侵入…」
『チョコレートケーキ好きだよね?』
「…うん。」
は私をソファーに座らせた。
『誕生日おめでとうございます。』
そう言いながら、可愛らしいケーキ箱を開いた。
「……うん。」
そういう事言わないでよ。
こんなケーキ見せないでよ。
また泣けて来ちゃうじゃん。
『これからもずっと…俺に誕生日祝らしてね。』
「……ありがとう。」
今日は生きてきた中で、一番最高の誕生日かもしれない。
一番忘れられない一日かもしれない。
来年も
再来年も
その後もずっとずっと
に祝って欲しいよ。
でも今度は、私がお祝い返しする番だね。
今度はこんなボロボロな泣き顔じゃなくて
笑った顔でお祝いするからね。
だから・・・・・。
この上の苺ください♪
『ダメ!!』
「……………ケチ。」
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