ねぇ



 目覚めた時には


 君の寝顔が一番
 目覚めがいいんだ。





 「天使の微笑み」




 その日も俺は
 仕事が終わると速攻での部屋に向かって
 二人の時間を過ごし



 朝を迎えた。





 朝はいつも俺から目が覚める。


 俺には一つの楽しみがあるから。



 えっ?
 朝からこそっと一人でゲーム?


 そんな事しません。
 (後でします)

 えっ?彼女のほっぺつねり?


 そんな事したら起きちゃいますもん。




 そう、俺の楽しみは



 の寝顔を眺める事。







 ただ眺める




 それだけ。




 だって可愛いんです。



 トナリのさん。








 彼女はスヤスヤと
 子供の様な寝息をたてて寝ていた。





 でも

 あまりにも気持ち良さそうに寝ていたので
 だんだん邪魔したくなってきて
 (矛盾第一)



 「〜」

 と小声で呼んでみた。



 でもは何事も無い様にかわいらしい寝息をたてていた。



 いつもならここでやめて
 もうちょっと大人しく眺めているのだけど、

 今日はちょっと挑戦したくなってきて
 (矛盾第二)





 左のほっぺをつまんでみた。




 「ダメだ、起きない」








 こうなったら呼ぶしかない。


 「〜…」





 俺は、
が起きていない事を確認してから…




 いつもは滅多に言わない
 超こっぱずかしい事を言ってみた。












 「…好きだよ。」












 するとは、
 何か楽しい夢を見ているのか

 俺の声が聞こえたのか


 どっちかは分からないけれど…





 まるで
 天使の様に

 微笑んだ。




 俺は
 その微笑みに吸い込まれる様に






 キス

 しちゃいました。





 すると
 口を塞がれて苦しくなったのか
 は目覚めてしまいました。
 (俺が起こしたんだけど)











 『和也…おはよ』







 「はよ…」








 『寝てる時のキスはダメだよ〜』


 と言いながら
 クッションに顔を埋めて隠した。





 可愛いなぁ




 「なんで〜?が可愛いから悪いんです。」



 すると
 はチラっとこちらを見ながら顔を赤くして



 『とにかくダメ!苦しいから。』







 「じゃあ今はいいよね?」


 『え?』



 「だって起きてるじゃん」
 と言いながら
 俺はまたキスした。



 『ヘリクツ和也!』


 はこんな事を言いつつも笑っていた。








 俺たちはまたキスして


 カーテンの隙間から零れる
 心地よい朝日に身を寄せていた。













 俺の目覚ましは全部で三つある。



 一つ目は
 の寝顔を眺める事。




 二つ目は
 天使の微笑みにキスしちゃう事。


 三つ目は
 と一緒に

 朝日を見ながら、








 また不意打ちにキスしちゃう事。




 『コラ!和也!!』


 ドカッ・・・・。

















 さん…

 この後撮影なんですけど…。涙




















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