今日は日曜日。



 に会える日曜日。








 いつもと同じ日曜日になると思っていた。






 けど今日は、ちょっと違う気がする。




























 SWEET_SUNDAY































 「ねぇ和也！今日どこ行こっか！」





 久しぶりの外でのデートにははしゃいでいた。








 「え？そりゃ…あそこに決まってるでしょう」





 と言いながら俺は、に耳打ちした














 「え！また秋葉ぁ！？」

















































 天気予報さんの予報通り










 空は快晴







 隣のさんも実にかわいらしいね。









 まさに…秋葉日和？














 こういう日は秋葉に出るべきでしょう？














 ね？。






 と振り返ると












 これまた予報通り



















 に雷接近中。






















 もうすぐで雷注意報でるかもな。





















 おっ！今うまいこと言ったな♪なんて自己満足に浸っていると









 雷は急に落下してきた。














 「和也！！！」












 「うわっ！何？ビックリしたぁ」









 わざとらしく驚いてみました。








 「何？じゃないよ！！なんでデートはいつもここなの？ぜんっぜん意味分かんない！」









 「なんで〜？こんなに楽しいのは俺だけ？」







 「うん。」




 は即答した。



 そういう所はリーダーに似てるんだよなぁ









 「も楽しんでくれなきゃ…俺も楽しくないよ？」







 「そうやって可愛く言ってもダメ！じゃあ秋葉大好きな子と一緒に来れば？」













 おいおい…。










 「さ〜ん？」








 「何よ…」








 俺は


 最近やけに好評なワンコ目線に身構えた。









 「あんまりオシャレな所に連れてった時に、が他の男に見られたら俺…ヤダからさ…」






















 「え？」









 んふふ♪(含み)










 さん、ちょっと嬉しそうです。










 可愛いでしょ？




 ウチのさん。








 だから心配なんです。











 って少し言い訳入ってますが。









 「･･･ん？」




 は首をかしげていた。















 予想外の反応が返ってきてしまいました。






 「ねぇ和也？」







 「ん？何ですか？」








 「秋葉の人には見られてもいいの？

  なんか言い訳っぽ〜い」









 はい？








 あのねさん






 こういうカッコイイこと言った時は

 そういう細かいこと気にしちゃダメなの！






 全く…


 どっか抜けてるんだよなぁ。



 と、に間違いをなすりつけた所で、




 「和也？聞いてますかぁ？」





 「聞いてますよ」








 俺も少しすねた様に答えた。





 「ねぇ！」










 「あ〜もう五月蝿いなぁ！」






 と言いながら俺は


 さんの、まぁよく活動する口を塞がせていただきました。






 ファイナルラブ並のKissでね。






 しかもここ、秋葉のど真ん中です。










 こんな体験貴重かもよ？

 さん。










 長期戦のキスから開放されたは





 少し恥ずかしそうに俺から後ずさりした。











 「どったの？？」









 「和也のバカ…」

















 「は･･･？」










 さん。



 そんな萌える(秋葉用語)ような事言っちゃうと


 マジで襲っちゃいますよ･･？










 あ、もしかして

 ファイナルラブが長すぎましたか？


 すんません･･･。













 「思いっきし見られてる…」









 「え･･･。」










 恐る恐る俺が周りを見渡してみると







 以前、Ｄの嵐!で見たような


 リュックに




 パソコンに



 ノートパソコンを持った方達が…

















 あ！




 「あ！電車男！！」






 「え！？嘘！どこどこ！？」





 さっきの恥じらいはどこへやら



 さん大はしゃぎです。








 「走って逃げちゃったよ」






 「えー！？見たかった…」






 おいおい････。



 なぜにそんなにハイテンション？






 電車男にちょっと嫉妬なんてしちゃったりして。






 「電車男にも見られちゃいましたね。」






 「だね･･･。」








 俺達は目を合わせると





 なぜか自然に顔がゆるんだ。








 「なんで笑ってるの？」






 と言いつつもも笑っていた。







 「が笑ってるからだよ。」











 電車男、お見事です。














 「じゃあ行きますか？」








 「え･･どこに･･･？」


















 は目を輝かせていた。













 …しょうがないなぁ(￣〜￣)











 「の行きたい所」





 「え！？本当？」








 「どこ行きたい？」









 「うーんとねぇ…」







 は少し考え始めた。



















 そんなに秋葉イヤ〜？

 じゃなくて、




 今日は特別に

 どこにでもついていきますよ。






 買い物でも




 映画でも





 ドライブでも





 何でも付き合いますとも！
 (ヤケになってるわけではありません)













 「じゃあさ！」






 「ん･･どこ？」









 俺は


 ポケットに入れてた車の鍵を握りしめた。















 「和也が行きたい所がいい！」











 「…は？」











 いやいや、俺が聞いたのはあなたが行きたい場所ですよ？










 「和也が行きたい場所は？」









 「俺が行きたい場所〜？」









 此処だけど…






 それはちょっと可哀相だもんな




 俺にとっちゃ

 の行きたい場所が俺の行きたい場所でもあるし･･。







 (お熱いねぇ俺たち)










 「じゃあ映画にでも行きます？」






 「映画！？和也が！？」









 が行きたいと思って選んだんだよ！









 「行きたくない？じゃあずっと秋葉いる？」









 「い･･行く！行きます！」








 うむ、素直で宜しい。
















 「でもさ、和也！いいの？」





 「ん？何が？」











 は得意げな顔をして






 「他の男の人に見られちゃうかもよ〜？」







 先程の言葉を逆手に取ってきやがりました。
























 「ふっふっふ…」









 「怪しいよ和也！」
















 俺は




 もっと得意げな顔をして




















 「秋葉が好きなのも、への愛の大きさも、誰にも負けませんよ？」










 するとは小さく笑って







 「そっか！」



 「そうだよ。ほら！行くよ」






 と言いながらの手を引いた。







 映画を見るのも久しぶり





 手を繋ぐのなんてもっと久しぶり













 こんな甘い言葉を口にするのなんて、初めてですよ。











 今日はいつもよりちょっと甘い日曜日になりそうだ。






























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